今回は、一度は目にしたことがあろうフォント「丸明オールド」について書いてみようと思います。
独特の丸っこさと溜まりがとても可愛いですね。
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そもそも丸明オールドとは
2000年2月掲載、アートディレクター副田高行氏のサントリー新モルツの広告キャンペーンにて発表(新聞15段広告)。 発売前に世の中に登場したため話題の書体となりました。 当初、新聞15段3回くらいの話しでしたが、最終的に「天然水仕込みキャンペーン」は、3年間も続きました。 ビジュアルは、2年目が「若乃花」(当時)。3年目が「グラスの水」でした。
丸明オールドデビュー。
自分も、この記事を書くにあたって初めて歴史等を調べてみたのですが、比較的新しいフォントらしいです。
見た目はとてもレトロなので少し意外。
最近では、飲料やお菓子のパッケージなど、至る所で使われている丸明フォント、
そこで、自分が持っている漫画の表紙で丸明オールドが使われているものを探してみました。
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純水アドレッセンス
初っ端から百合姫コミックス。
内容が正統派百合漫画ということで、フォントの使い方も正統派です。
背景の淡い紫色と、フォントの柔らかい雰囲気の組み合わせもとても綺麗。
ワールドゲイズクリップス
ゼロ年代単館シネマっぽい雰囲気を感じる漫画です。
その辺りの映画が好きな方は間違いなくハマると思います。
二巻の帯に書いてありましたが、映画化が決定しているようです。楽しみですね。
沼、暗闇、夜の森
すごく暗そうなタイトルですが、こちらも百合姫コミックスです。
表紙の雰囲気・フォントが、退廃的な内容を的確に表現していて素晴らしい。
絵は、お世辞にも上手とは言い難いですが、この表紙と内容だけで手に取る価値はあると思います。
ただ、本編と描き下ろしとのギャップは強烈すぎました。
コインランドリーの女
好き嫌いがまっぷたつに分かれそうなシュール系ギャグ漫画。
丸明オールドはビビットな配色にも意外と合うよという素敵な例です。
それにしても、清原紘さんの描く女性は本当に美しいです。
脳内ポイズンベリー
こちらも割とビビッドな色に使われていますね。
「ズ」の濁点がキラキラしている部分も、手が加えられていて可愛いですよね。
三十路女性による脳内会議の様子がコミカルに描かれています。この三十路は可愛い三十路。
ちなみに、同作者の「失恋ショコラティエ」という漫画が来期からドラマ化するらしいですね。
こちらも読んでいるのでとりあえず見てみたい。
最後に
至る所で目にするフォントだったので、
自分の持っている漫画にも多く使われているかと思ったのですが、なかなか見つからなかったのは予想外。
そして、和をモチーフにしたものや、高級感を出したい(であろう)商品に使われている印象でしたが、
ビビッドなデザインに使われていることも予想外。
もしかしたら、自分が気付いていないだけで、
このような使われ方をしているものが、沢山あるのかもしれませんね。
他にも丸明オールドが使われている装丁があれば、教えていただけるとうれしいです。
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