テンプレートサイトを使いこなすためのたった一つの極意

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有名なブログサービスからWordpress、Tumblrまで……
世の中には素敵なテンプレートデザインが溢れています。

そして、それらを使うことでデザインやコーディングの知識がない人でも簡単に自分のサイトを立ち上げることができます。便利な世の中です。

しかし、残念なことに、どんなにかっこいいテンプレートを使っても、かっこいいサイトが出来上がるとは限りません。

完成したサイトをみて、自分が想像していたよりも圧倒的にダサくなってしまった経験はありませんか。

今回は、そんな問題に直面した人に向けて、たった一つの解決法をお話できたらと思います。
この一点を直すだけでテンプレートを使ったサイトの見栄えが格段に良くなるはずです。

※今回はあくまで”テンプレートを使ったサイト”の話であり、”テンプレートを使ったブログ”の話ではないのでご理解いただければと思います……

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情報量・文章量を揃える

結論からいきましょう。
テンプレートと同じにしてください。
……
違います。
テンプレートに使われているダミーの文章や画像を入れろと言っているわけではありません。

“情報量をテンプレートに合わせて”という話です。

これだけで伝えたいことは伝えきってしまいましたが、もう少し具体的に書いていこうと思います。

なぜダサくなってしまうのか

はじめに、なぜカッコいいテンプレートを使ったサイトがダサくなってしまうのかを考えてみようと思います。

最近のテンプレートはとてもシンプルに必要最低限の情報を載せられるように作られている場合が多いです。
最近の流行が”ミニマムデザイン”というのもあるでしょうが、より多くの人に使ってもらえるように(人によってスカスカにならないように)調節しているのではないかなと思います。

しかし、テンプレートを使う人(以下、制作者)は、自分が持っている情報を出来るだけ載せたいと思っている人が多い印象を受けます。

  • テンプレートでは一つしか無かった項目を二つに増やしたい。
  • テンプレートにはなかったけどTwitterのタイムラインを載せたい
  • テンプレートにはTwitterしかないけど自分に関係しているSNSのリンクは全て入れたい

やめてください。

そのような自分のサイトに対する熱い気持ちはとても素敵なのですが、
一人の昼食を想定した小さなお弁当箱に、重箱二段分のおせちを入れたいと言っているようなものです。
押し込めば何とか詰め込めますが、どう考えても見栄えが悪くありませんか。

テンプレートに合わせる

そこで、先に書いた”テンプレートに揃える”という手段を使います。
早い話が、詰め込みたい要素をテンプレート用に削ぎ落としていくという作業です。
つまりは、用意されたお弁当箱のサイズに合った中身になるまで減らそうということです。

情報を削ぎ落としてしまうことを不安に思う人も多いかとは思いますが、問題ありません。
必要最低限の情報さえ入っていれば大丈夫です。
食傷気味になるよりも、小腹が膨れる程度のほうが美味しかったと思えるじゃないですか。

もっと情報が欲しい人は、ソーシャルへのリンクやコンタクトフォームから問い合わせてきます。
そのための導線さえあれば問題ないと思います。
もっとご飯が食べたい人には並んでもらいましょう。

さらに良くするために

情報量を削ぎ落とすのと同様に、文章量や画像のサイズも揃えていきましょう。

テンプレートサイトのサンプルでは文章量や画像のサイズも、しっかりと考えられています。

  • テンプレートでは二行しかなかった文章を、熱い気持ちが止まらずに五行にしてしまう。
  • テンプレートでは横長の画像が使われていたけど、縦長の画像を使う。

この辺りは、仕方のない場合もありますが、極力避けましょう。
どうしても違和感が出てきてしまいます。
文章は推敲しなおして、画像はトリミングするなり作り直すなりした方が無難です。
また、並列する情報は文字数や画像のサイズを出来るだけ揃えた方が見栄えが良いですよ。

先ほどと同様に、お弁当箱で例えるのであれば、
歪な食材をそのまま入れるのではなく、ちゃんと料理をしたものをお弁当箱に入れていきましょうということです。
お弁当箱の形に合わせて、材料にも手を加えましょう。お弁当の中身が整然として美しくなります。

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ディレクターの仕事をするということ

駆け足になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。

テンプレートサイトはあくまでも入れ物です。お弁当箱です。
カラフルで見栄えの良いですが、材料(サイトの中身)を料理して奇麗に並べるのはテンプレートを使う人の役目です。

ちなみにですが、Webサイトをつくる会社には、ディレクターという職種の人がいて、お客さんの要望を聞き、情報を整理し、デザイナーやエンジニアに渡す役割を担当しています。
このディレクターが準備してくれた指示に従って、デザイナーやエンジニアがサイトを作っていきます。

さらに余談ですが、ディレクターの方がデザイナーやエンジニアに比べて、一般的に給料が高いです。それだけで情報を整理することがいかに大事かを理解していただけると思います。

テンプレートサイトではデザイナーやエンジニアは必要ありませんが、ディレクターは必要不可欠です。
そのことを念頭に置くだけで、サイトの完成図が大きく変わるのではないかと思います。

それでは、快適なテンプレートサイトライフを!!

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