そうだ、労基にいこう。Vol.3

rouki03

最早このネタでしかブログを更新しなくなってきました。
こんなことばかりしているわけではないんです。本当です。

先日、退職月(2014年6月分)の給料が支払われるべき日がやってきましたが、案の定、給与は振り込まれていませんでした。
これで”2014年5月・6月分の二ヶ月分”が未払いの状態です。ヤバいですね。
会社的にはもちろん、自分のお財布てきにもだいぶヤバいです。
お金のためなら這いつくばって靴でも舐めてしまいそうなヤバさです。

ヤバい会社なので、前回のエントリを書いてから本日まで一切の連絡はありません。

なので前回の結論どおり、こちらも法的な手段に則って動いていくことを決めました。
差し当たっては、”内容証明”の送付です。

そんなわけで、今回は”内容証明”の送り方と、その際に必要になったことを書いていこうと思います。
たかだか”手紙を送るだけ”と高をくくっていましたが、実際に送るのとなると意外と面倒でした…

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そもそも、内容証明とは

そもそも、内容証明とはなんなのでしょうか。

内容証明(ないようしょうめい)とは、郵便物の文書の内容を証明する特殊取扱のことである。内容証明の特殊取扱とする郵便物は、同時に書留の特殊取扱としなければならない。この郵便物は、法令上特異な存在であり、一般の郵便物とは異なるものの、法的拘束力は裁判所から送られる特別送達に比べて低い。
wikipedia

Wikipedia大先生の引用ですが、早い話が”強い郵便物”です。
日本郵便株式会社が「差出人・宛先・内容」を証明してくれる点が特徴でしょう。

今回の場合は、
「私が・社長に・給料を振り込んでくれないと法的な手段をとるよ」
というのを証明していただくことになります。

先日、労基に伺ったときに”給与未払いによる内容証明の書き方テンプレート”をいただいたため、それをなぞって書いていきます。Wordを開いてから完成まで10分もかからないレベルの簡単な作業です。


そう思っていました。
しかし、現実はもっと面倒でした。
私が充分な下調べをしていなかったのも悪いのですが、ここからその面倒だった内容について詳しく書いていきます。

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この郵便局では取り扱っていません

Wordで文章を書いて、プリントアウトして封筒に入れて。
家の近くにある”町の郵便局”に行きました。

なんと、内容証明は取り扱っていませんでした…

そうです。内容証明は大きな郵便局でしか扱っていません。
ポストではなく郵便局ならどこでも大丈夫だと思っていた幻想が打ち砕かれた瞬間です。
事前にインターネットで内容証明を取り扱っている郵便局を調べてから行きましょう。

同じものを三通用意してください

さて、気分をとりなおして大きな郵便局に。
受付ににて内容証明を送りたい旨を伝えます。
労基にて「本文のコピーを取っておいてください」と言われていたので、コピーを含めて二枚。準備してありました。

しかし、ここで新事実が発覚。

「同じ内容の書面が三枚必要です。」

…oh
労基のおじさんは二枚で良いと言っていたのに。。。

考えてみれば当たり前なのですが、
“内容証明にいれるもの・自分の控え・郵便局の控え”で、
合計三枚必要でした。
(自分用の控えと郵便局の控えは”謄本”と呼ばれます)

書き方にも決まりがあります

さて、新たにもう一枚コピーして、これでもう大丈夫だろう。


……
甘かった。

文章にも決まりがありました。
さすが特殊取扱の郵便物。厳しい。

内容証明の文面は、
一枚につき20文字×26行という制限があります。
(他にも文字数×行数のパターンはありますが、上の形式が一番一般的なようです)

きっと原稿用紙のときの名残があるのでしょう。歴史を感じますね。

したがって書いた文章を、指定の文字数・行数にかえていかなければなりません。

ここで注意しないといけないのがWordなどで行の文字数を指定した場合。
Wordでは、半角の数字や記号は0.5文字でカウントされてしまいます。
しかし、内容証明においては、半角も一文字、句読点や濁点・半濁点も一文字カウントです。
Wordで一行の文字数指定をして、そのまま文章を流し込むとほぼ100%引っかかります。
面倒ですが、一行一行地道に数えていきましょう。

上で書いた”内容証明・謄本の書き方”については、こちらの郵便局公式ページを参考にすると間違いないと思います。
また、郵便局では謄本が問題ないかどうかしっかしと確認してくださるので、いざというときに”その場で修正→近場でプリントアウト”できるよう、ノートPCとUSBを持っていった方が捗ります。
持ち帰って修正して、もう一度郵便局に出向くのはとても面倒ですしね…

余談になりますが、
近所の郵便局では”送付する文章と謄本は違うものでも大丈夫”と言われましたが、
大きな郵便局では”送付する文章と謄本は同じにしてください”とのことでした。
どちらが正しいかは分かりませんが、同じものを三枚用意したほうが無難だと思います。

今後の流れ

紆余曲折しましたが、こうして無事に内容証明を送ることができました。

最後に、今後の流れについて

  • 内容証明が届いて給与が振り込まれる→解決
  • 内容証明が届くが連絡がない→労基へ
  • 受け取り拒否・住所不定のため内容証明が戻ってくる→労基へ

この辺りのどれかのパターンに落ち着くのかなと思っています。有力候補は三番目です。
いずれのパターンにせよ内容証明の結果が戻ってくるまで次の行動を起こせないので、
この週末は、内容証明の行く末を見守りながら過ごそうと思います。

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